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「真の仲間じゃないと勇者のパーティを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました」電子書籍版読後の感想



人気Web小説が書籍化

某TVアニメのCMを見ていたところ、異世界スローライフのライトノベルが発売されていたので電子書籍版を購入してみた。

異世界スローライフものは他にもいくつか作品があるのだが、(他の作品は)筆者はまだ読んだことがない。 

原作は最近流行りの(なろう系)Web小説のようで、書籍化に合わせて加筆修正されたようだ。

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「君は真の仲間ではない――」最前線での戦いについていけなくなってしまった英雄・レッドは、仲間の賢者に戦力外を言い渡され勇者のパーティーから追い出されてしまう。「はぁ、あんときは辛かったなぁ」レッドが抜けた事で賢者達が大パニックになってるとは露知らず、当の本人は辺境の地で薬草屋を開業しようとワクワクした気分で過ごしていたのだが……「私もこのお店で働いていいかな? 住み込みで!」突如かつての仲間であるお姫様が自宅まで訪ねてきて!? 追い出された英雄は第2の人生で報われる――。お姫様との幸せいっぱいな辺境スローライフ開幕!! 

 

youtu.be

 

以下は本作読了後の感想である。(若干ネタバレ) 

 

物語中盤までに離脱する仲間が主人公

JRPGといえば途中でメンバーがパーティから離脱する作品がいくつかある。序盤・中盤でパーティからいなくなってしまうのでそこまで育てた努力が全て無駄になるアレである。 (ドラクエでいうとキーファ)

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち - 3DS

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち - 3DS

 

 

この作品はそういった「途中でパーティからいなくなるメンバー」を主人公にした異色の作品だ。

主人公のレッドは元騎士団副団長で勇者の兄。生まれつき「導き手」の加護を持ち、初期レベル+30の特性を持つ。これは騎士が引退する頃のレベルだそうで、序盤は圧倒的に強く、パーティメンバーからもかなり頼られていた。

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しかし悲しいかな、この「導き手」という加護は戦士や賢者といったなんらかの戦闘特化クラスと比べるとスキルが無いに等しく、いわゆる共通スキルのみで戦っていく必要がある。当然ながらレベルが追いつかれてしまうと次第にお荷物になっていき、ついには主人公は勇者パーティから追放されてしまうことになる。装備も財産も全て奪い取られて、だ。(エグい。そこまでやるか)

 

勇者の異質性

主人公の妹である勇者は別格の強さであり、人類最強レベルの戦闘クラスであっても相対すると怖気づくレベルである。いくつかの「完全耐性」を持ち、恐慌に陥ることもなく、睡眠も必要としない。加えて勇者の放つオーラとカリスマは魔王軍に苦戦する局面でさえも逆転させ攻勢に転じさせてしまう。

しかしそんなまるでパーフェクトソルジャーの勇者でも意のままにならないことがある。勇者の加護のデメリットというか「仲間を見捨てることができない」のである。

この勇者の加護の影響で、パーティメンバーの一人賢者のアレスにいいように利用されてしまうことになる。主人公を追い出すように画策したのもこのアレスであり、性格はまことにもってクズ、そして小物である。アレスにより兄が追放されたことを知った勇者はアレスを殺す寸前まで痛めつけるが、「勇者の加護」の影響で仲間である「賢者」を見捨てることができない。

このあたりの設定は今後の続巻にも影響していきそうだ。

 

じつは幸せなスローライフ

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勇者パーティから追放された主人公は当初は多少落ち込みつつも田舎で薬屋を営むことになり、元仲間のお姫様「リット」と共に暮らすことになる。

じつはこの作品、主人公の幸せなスローライフを主軸にした作品かもしれない。途中過去の話が挿入されるがメインストーリーの進みは非常に緩慢だし、強力な敵との戦いがあるわけでもないので刺激もない。利権がらみでレッド・リットに近寄ってくる者共は酷い目に遭うし、どうやら「スローライフ」がメインとなっていくように思えるわけだ。そしてそれがじつに面白い。

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勇者のブラック企業ならぬブラックパーティで戦っていた主人公が田舎に引っ込んで可愛い嫁さん(ツン期が終わってデレ)をもらって薬屋を営んでいるだけの作品が妙に面白い。

 

コミック版

本作はコミック版も展開されており、小説版より以前の、勇者パーティとしては序盤あたりの話が展開されるようだ。勇者のレベルはまだ低く、代わりに「導き手」の加護を持つ主人公は圧倒的に強く、魔王軍の強敵をなぎ倒している。

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comic-walker.com

 

タイトルについて

ところでこの作品、タイトル名が非常に長いのだが正式な略称はないのだろうか。 いや、タイトルにひかれて購入したのでなければないで別に構わないのではあるが。 

 

続巻ももうじき発売されるようだし、久々に読んでいて楽しい異世界ファンタジーものであった。(転生モノは多すぎてもう飽きたし)


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